いちばんすきな花 感想!椿とゆくえに激しく突っかかる赤田の嫉妬心!

なぜ赤田はみっともなくもあれだけゆくえと椿に突っかかったのか?
過去自分の都合で振った相手であるにも係わらず、その相手が別の男と仲良くしているのを見て、嫉妬のあまり激高するのはあまりに身勝手ではないか!
しかしそこには赤田の隠された真実がありました!

『いちばんすきな花』6話では、ゆくえ(多部未華子)の男友達であった赤田(仲野太賀)が、フィアンセの白石峰子(田の辺桃子)が嫌がるという理由からゆくえと縁を切ったのでしたが、その縁を切ったゆくえが椿(松下浩平)と仲良くしているところを見て激高するというあきれたシーンがありました。

男というのは総じてこのような身勝手なところがあるものですが、果たして赤田は本当にそんな身勝手な男だったのでしょうか?
ここではこの赤田のような男性の心理を中心に話を進めます。

言うまでもありませんが、このドラマは創作であり実話ではありません。
そんなドラマに対し、ドラマの中の人物の心理をあれこれと評するのは馬鹿げているかもしれませんが、ドラマというのは実際に起こり得るであろうと思われるできごとを想定し、ドラマというかたちに表しています。

その意味から、このドラマの中のできごとや人物が実在していると仮定して話を進めていきたいと思います。

ゆくえと赤田のいきさつ

ゆくえと赤田は以前から男と女の関係を抜きにして、純然たる友達として付き合っていました。
ところがある日突然ゆくえは赤田から別れを切り出されます。

ゆくえがその理由を尋ねると、赤田のフィアンセである峰子が、赤田とゆくえの関係を疎ましく思っていたからで、赤田にしてみればゆくえには未練はあるものの、ゆくえと峰子のどちらをとるかとなると、そのプライオリティは当然峰子にあり、ゆくえを切り捨てたわけです。


ゆくえと赤田は学生時代を通じて心から気を許せた友達とのことですが、私からするとそれはどうにも理解できません。
フィアンセの峰子がゆくえを意識するのもしごく当然のことだと思います。

これがもし多部未華子のような美人でなかったなら、その思いも多少薄らぐかもしれないですが、そうであっても若い生身の男女がいつまでも親密な友達だけの関係でおれるものでしょうか。

正直私には絶対に無理です(笑)
仮にそれが多部未華子のような美人でなくても、常に若い女性と一緒にいてその相手に「女」を感じない男性がゼロとはいいませんが、殆どいないと思います。

それに普段は自制していても、どこかに出かけたり、またその時のシチュエーションによって単なる友達が女に変貌するといったケースは決して少なくはないと思います。
またそれは男に限った話ではなく、男性よりもその数は少ないかもしれませんが女性も同じではないかと思います。

赤田の心理

赤田とゆくえは学生時代から男女の関係を抜きにした純然たる親友でした。
若い男女がいつまでもそんな関係でおれるものかという疑問はありますが、少なくともゆくえのほうは赤田のことを純水に友達として見ていました。

しかし赤田はそうではなかったのではないでしょうか。
私の見たところでは赤田はゆくえのことを友達としてはみていたと同時に、女としても意識していたと思われます。それもかなりの強い想いです。

おそらく赤田も当初は友達として付き合っていたと思いますが、次第にゆくえを女として意識するようになっていったか、もしくは最初からそうであったかもしれません。
でないとゆくえと椿が一緒にいることにあれだけ激高するはずがないからです。

ゆくえと椿との関係は赤田の勘違いだったのですが、それはそれとしてこれがもしゆくえが男であったなら、赤田はあれほど激高したでしょうか。答えはノーです。
普通、同性の友達が別の同性と仲良くしていたとしても、多少面白くない気持ちはあっても怒ることはまずありません。
そのことからも赤田はやはりゆくえに女を感じていたことは間違いないでしょう。

ではなぜその自分の思いをゆくえに打ち明けなかったのか?ましてフィアンセまで作ってしまったのか。いったい赤田は何を考えているのだろう?
赤田の行動だけを見ればこのような疑問が浮かび上がりますが、おそらくそれはこういうことであったのではないかと思います。

赤田はいつしかゆくえに女としての感情を抱き始めたのだと思います。
しかし自分のそんな想いに反し、ゆくえのほうは自分のことを友達以上の存在としては見てくれません。

しかし赤田が自分の思いをゆくよに打ち明けることはできずにいました
もしそうすればその瞬間に行方との仲は壊れてしまうことが分かっていたからで、赤田は最もそれを恐れていたと思います。

赤田の決断

そんな日々を送っているうちに赤田に峰子と言う恋人ができてしまった。

峰子はゆくえとは違って自分のことを男として見てくれる。
ゆくえに対する感情は消えるどころか募る一方であったが、このままゆくえと実る事のない思いを抱き続けるよりも、峰子と一緒になろう。
それに結婚しても、友達としてなら今まで通りゆくえと会うことができる。

おそらくこのような思いがあったのだと思いますが、そんな赤田の心中を見透かしたのかどうかは分かりませんが、フィアンセである峰子から、待ったがかかったことで結局それ以降はゆくえとは会えなくなったわけです。

しかし会えなくなっても赤田の中にはゆくえに対する感情がくすぶり続けていたことと思います。

ところがそんな折、赤田がたまたま仕事で営業に回っていた先の椿の家で偶然ゆくえと遭遇したことで、ゆくえと椿の関係を誤解した赤田が我を忘れて激高してしまったというのがここまでの赤田が辿ったプロセスであったと思います。

その時に赤田が激高したのも無理はありません。赤田にしてみれば悩みに悩んでやむなくゆくえと別れ、別れたあとも決してゆくえの事を忘れてはいませんでした。
それなのにゆくえはいともあっさりと別の男と暮らしていることに対し、「俺があんなに苦しんだのに!」となったのでしょう。

しかしゆくえにすれば、赤田の怒りは許しがたいものだったでしょう。
そもそも別れを切り出したのは赤田のほうですから無理もありませんね。

最後に

とまあ、これみんな私の推測なので間違っていたらごめんなさい。
それにしても事情はともかく男が嫉妬に狂って喚き散らすのはみっともない限りですね。それも勘違いで。

ああはなりたくないと思った今日この頃でした。


すみません、好き勝手な推測・憶測を並べ立てて、もし間違っていたらご容赦ください。
しかし仮に間違っていても、どなたにもご迷惑をおかけすることにはならないと思いますのであしからず(笑)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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