トクメイ視聴率低迷!悪評の原因を徹底検証!目線を変えれば面白い?!

この記事は前回の感想記事の続きになります。
ご覧になっていない方はこちらからご覧下さい。

『トクメイ!』の平均世帯視聴率は、関東地区速報値で1話:6.3%、2話:5.6%、3話5.3%で、1~3話の平均は、5.7%と低迷、もしかしたら早期打ち切りの可能性があるかも?

では『トクメイ』がなぜここまで低迷しているかについて、メスを入れてみたいと思います。

『トクメイ』不評の理由

先に結論から言いますと、これはドラマ制作側の企画の失敗だと私は思っています。

『トクメイ』の公式サイトのキャッチフレーズは「経費から事件解決の糸口を・・・」となっています。
これを事前に見ていた私は「ほぉ~、経費(お金)を切り口に事件を解決するとはこれまでにない斬新な発想だ。これは面白いかもしれない。どうやって事件と結び付けていくのか大いに楽しみだ!」

このように思ったのはおそらく私だけではないと思います。
それに主役は人気女優の橋本環奈で、共演はあの沢村一樹ですから誰もが期待していたのではないでしょうか。

ところがいざフタを開けると、1話〜3話を通しどこから見ても経費と事件とのつながりはなく、やたら環奈が騒ぎ立てるだけの展開で、事件にしても深みはないし、言わばとって付けたような内容です。

これでは完全に肩透かしで、企画側はいったいこのドラマの何を『売り』にして何を訴求しようとしているのかが見えず、これでは視聴者が離れるのは当然と言えます。

これは前回にも挙げた悪評の一部ですが、この評価がそのことを物語っていると思います。

(1)設定が非現実的すぎる。
(2)コメディかシリアスか判然としない。
(3)環奈のオーバーな顔やアクションにげんなり
(4)作劇理論が間違っているから、ツマラナイのは当然。
(5)橋本環奈うるさすぎて、うざい!

それはそうです。
ラーメンが食べたくてラーメン屋に行ったのに、出てきたのがお寿司だったとしたら誰しも「え?!」となりますね。それと同じことです。

他のドラマとの比較

先の説明で『トクメイ』の不評の理由がお分かりと思います。
しかしです。『トクメイ』が視聴率で低迷しているのは確かですが、他の民放と比較した場合、どうしようもないというほどでもないと言えます。

これは今クールの直近の視聴率順位です。

1.11.2% 相棒22-前期
2.10.1% どうする家康-10月期
3.9.2% 下剋上球児
4.7.0% うちの弁護士は手がかかる
5.6.7% 家政夫のミタゾノ6
6.6.3% ゆりあ先生の赤い糸
7.6.0% ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~
8。5.9% フェルマーの料理
9.5.8% セクシー田中さん
10.5.7% ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~
11.5.3% トクメイ!警視庁特別会計係
12.5.0% コタツがない家
13.4.6% マイ・セカンド・アオハル
14.4.5% いちばんすきな花
15.4.5% パリピ孔明

これを見ると『トクメイ』は11位とワースト5位ですが、実際のところ1~3位までを除けば、4位~15位までの12のドラマはそれほどの大差はなく、『トクメイ』とほぼ同等の6%以下のドラマが9つもあることからも、良くはないもののごく通常のドラマであるとも言えます。

視点を変える

実は私は、3話を観た時点で視点を切り替えて『トクメイ』を観ることにしました。それはこのドラマを警察を舞台にした『コメディドラマ』としてです。

コメディとして見れば、『トクメイ』は実に面白いドラマではないでしょうか。
先の悪評価をした人はおそらくこのスタンスを切り替えることができなかったからではないかと思います。

ラーメン屋に入ってお寿司が出てきても、気持ちを切り替えさえすればお寿司を堪能することができるというものです。

観点を変えて、難しい理屈は抜きにして環奈と沢村一樹の掛け合いを楽しんではいかがでしょうか。


『トクメイ』の評価は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

また来週お会いしましょう。

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