トクメイ キャスト!一円・環奈と沢村の掛け合いが最高に面白い!

『橋本環奈主演の異色の警察ドラマ! 事件解決の糸口を経費から見つける』
2023年10月16日から始まった『トクメイ!』


このドラマの謳い文句は『事件解決の糸口を経費から見つける』との、今までにない切り口でスタートしたんですが、1話も2話も経費と事件とがあまり関係性がないように感じます。見落としているのかなあ?

それよりもワイルドで破天荒、それでいて人情派の典型的な古いアナログ刑事・湯川哲郎(沢村一樹)と天然で且つ一直線な役どころの一円(橋本環奈)のかけあいが文句なしに面白いですね。

さてこのドラマのあらすじを説明したいところですが、正直事件そのものはこれといった見せ場もなく単純なストーリーで、とりたてて紹介するほどでもないと思うので、私の感想を中心に進めていきたいと思います。


橋本環奈の演技

さて1話・2話を観た感想ですが、まず橋本環奈の天然ぶりは可愛らしくていいですね。
環奈は少々女の色気には欠ける女優です。
けなしているのではありません。むしろそれが彼女の好感度をアップしていると私は思っています

なまじ色気のある女優だと、ワイルドで古臭いアナログ刑事・湯川とあんな無邪気な掛け合いはできないと思うし、地のままの環奈でいいと思いますね。

環奈は、根っからの天然でこうと決めたら突き進む一本気な一円を見事に演じ切っています。
そんな環奈と、融通が利きすぎて規則無視・ルール無視の湯川との掛け合いが実に愉快で面白いです。

それにしても環奈は演技がうまい!
こういったコミカルな役はシリアスな役より遥かに難しく、下手な役者だと目も当てられません。
まだ2話ですし、そんな環奈の演技をあと8回(多分)観れるのが楽しみです。

あと、もう少し付け加えるなら、妖しい女の代名詞のような女優・松本まりかをもっと表に出してほしいなあ!
せっかく妖艶な雰囲気を漂わせる美人女優を起用しているのだし、もったいないと思いますね。

ドラマのコンセプト

次にこのドラマのコンセプトについて論じてみたいと思います。
このドラマは『経費を切り口として事件を解決』をキャッチフレーズとしていて、これまでのドラマにはない新しい切り口であることは確かなんですが、ところがどうもその経費と事件があまり結びついていないように思うのですね。

1話では1円玉が決め手になったけど経費とは全く無関係だし、それにその1円玉にしても、どうもこじつけ感があるようで。
2話でも事件解決の糸口になったのは大量の10円硬貨だけど、これも経費とは全く関係がないし、それに10円玉を大量に持っていたからといってそれが決め手にはならないし。

まあお金を切り口としたアイデアは面白いとは思うけど、そのお金について、もう少し深掘りすべきではないかと思いますね。
何かお金と経費削減がごっちゃになって焦点が定まっていないような。
私の考えすぎかも知れないですが。

1円玉や10円玉じゃなくて、経費を追求していく過程で事件のヒントが見つかるとかの設定が面白いのではないかと。
まあまだ2回なので3話以降でそんなストーリーを考えているのかもしれないですが、経費削減と事件を結びつけるのは難しいんじゃないかなあ、なんて余計な心配をしている今日この頃です。

キャストの顔触れ

沢村と環奈の二人はもうこれ以上必要はないと思うので、その他のメンバーを取り上げてみましょう。

ドラマには無くてはならないのが、何といっても名わき役です。
その代表格の1人がこの『トクメイ』でも出演している佐藤二朗です。
直近では昨年の大河ドラマ・『鎌倉殿の13人』でも、その13人衆の中で北条と肩を並べる有力御家人・比企能員を演じていました。

個性の強いひきつったようなお顔ですが(失礼)、やはり超ベテランでいつも味のある役をこなしています。
このドラマでも、沢村と環奈の間に入ってとりなす役を見事に演じていますね。

ドラマでも映画でも、こういった脇役の存在が主役を生かしています。
佐藤二朗はまだ54歳で、まだまだ長期間活躍できる歳ですし、今後も色んなドラマや映画で活躍してもらいたいですね。

今回は以上になりますが、今後『トクメイ』がどんな展開になるのか楽しみにしたいと思います。

では最後までご覧いただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA