コタツがない家 視聴率低迷でも吉岡のグータラ夫ぶりが面白い!

コタツがない家4話 目次

あの『北の国から』のジュン、『ドクターコトー』五島こと吉岡秀隆のグータラ・ダメ夫ぶりが最高に面白い!
今クール10月18日から始まった『コタツがない家』の視聴率ですが、1話こそ7.3%だったのが3話では5%と、-2.3%もの下落という結果でした。

まあ内容がホームコメディで、ストーリーはあってないようなものなので観る人によってはつまらないのかもしれません。
また『北の国から』のジュンや『Dr.コトー』の五島のイメージの強い人には、グータラなダメ夫の吉岡秀隆は許せないのかもしれませんね。

私からすれば、そのダメ夫ぶりが面白くてしょうがないのですが、こればっかりは人による感性の相違ですから仕方ありません。
それでは『コタツのない家』1話~3話の私の感想と、ヤフーなどにどんな口コミがあるのか。それに対する私の見解を一言。

ドラマ『コタツのない家』の評価

評価の前にこの『コタツのない家』がどんなドラマなのかですが、ジャンルはホームコメディになります。

ウェディングプランナー会社の社長・深堀万里江(小池栄子)が主役で、会社では社長、家では主婦でほぼ全ての家事を受け持っています。

夫・悠作(吉岡秀隆)と高校生の息子・順基(作間龍斗)の3人暮らしですが、夫の悠作は廃業寸前の漫画家で、漫画を描くわけでも、かといって家事を手伝うわけでもなく、それどころか飲み散らかした残骸の傍らで寝落ち。頼まれた家のことも放ったらかしといったグータラぶり。言わば寄生虫のような存在。

あの『北の国から』の頼りない兄貴のジュンがそのまま大人になったようなものですね。
息子の順基も父親に似たのか、大学の推薦がかかる大事な時期に、二日も学校に行っておらず、まるでやる気がない。

そんな家族の中に更にやっかい者の万里江の父親(小林薫)が転がり込んできて、4人家族となった深堀家で巻き起こるすったもんだのお話が『コタツのない家』です。
このドラマは読売テレビの完全オリジナルで、中国や韓国ドラマのリメーク版ではありません。

このドラマ全体を通しての私が思うのは、これはホームコメディなので必要以上にシャカリキにならずに気楽なスタンスで観るべきだと思っています。
それにそもそもコメディはシリアスなドラマ以上に役者の演技力が不可欠になります。

その点、小池栄子、小林薫、吉岡秀隆と芸達者揃いですからコメディドラマとして申し分ないキャスティングではないでしょうか。

その中で特に面白いのがダメ夫の悠作を演じる吉岡で、同じくダメ親父の山神達男演じる小林薫との確執です。
とにかくこの二人の仲が悪く犬猿の仲で、顔を合わせば嫌味の応酬!これがまた面白い。

そして実質そんなどうしようもない男3人を養うかたちになっているのが、妻の万里江演じる小池栄子で、この小池栄子が実にいいですね。
彼らに苦情はいうものの、それはガミガミとがなり立てるのではなく、たしなめる程度のふんわりとした雰囲気が感じられます。

いくら芝居だと分かっていても尖った針金のような物腰には嫌悪感がありますからね。

4話以降どのような展開が待っているのか期待したいところですね。
ではこの『コタツがない家』が世間からどのように評価されているのかを見てみましょう。
但しそれをそのまま転載するわけにはいかないので、大意だけ引っ張り出すことにします。

『コタツがない家』の口コミ評価

それでは『コタツがない家』の口コミです。

吉岡秀隆には感心する。
あれだけ嫌味を言ったりしても全く嫌いになれない、むしろおもしろい
表情とあの言い方がめちゃくちゃおもしろい。

吉岡のこんな役は見たことがなかったのでとても新鮮!さすが子どもの頃から
俳優業の経験を積んだだけあり、毎度しびれています。
吉岡秀隆を褒めたたえていますね。確かにそれは私も同感です。

どこかの家で実際にありそうなやり取りが最高ですね。
そこがホームドラマの親しみやすい特徴です。

結婚前の人には、あまり見せられないドラマだと思います。
家族間の言い合いは、他人とは違ってこのドラマのようにああ言えばこう言うというように言い返すことが多く簡単に反省などしません。
その点、よくセリフが考えられているなあと感心しています。
なるほどね。確かにそれは言えますね。そういう意味でよくできたドラマかもしれません。

息子が生理的に無理。
旦那と嫁は笑って見られるけど、息子はホント無理。ポンコツのくせにそれすら他人の責任のように振る舞うのはイライラしかしないわ。
そうかなあ、まあ人によってスイッチが入ってしまうのかもしれないですね。

平和な気分になるドラマ
毎回家族全員に上手いことセリフが回り、掛け合うシーンが本当に面白い!!なぜか幸せな平和な気分になります。今季一番好きなドラマです。
これはべた褒めですね。確かにこういったシーンがホームドラマの面白さです。

これは私が最も感じ入ったコメントだったので、ほぼそのまま載せます。
できる女に限ってダメンズ捕まえる可能性が高いことを示唆しているドラマ。
相手の才能や可能性を見出すことに長けてはいるが、開花させる術がわからない。
故に、ダメンズのまま終わってしまう。
女性側が下手に経済力もあるから尚更タチが悪い。

下手に仕切られると男としてのプライドは傷つくし、その割にはパートナーの経済力にどっぷり甘えていることには全くプライドがない。要は相手の男は完全に「クズ」!
傍から見たらそんな「クズ」に対して理不尽極まりなく、何故自分が損してまで見捨てないで世話しているのかが理解不能。

正直華やかなイメージの俳優さん達は出演していないが、燻銀(いぶしぎん)のような実力派の俳優陣で、視聴率より質を重視した忖度なくキャスティングしたと思われる役者演技力が内容の濃いドラマに仕上がっている。
ここまで胸糞悪いダメンズを出しておきながら笑えるコメディタッチに仕上げている辺り、演出家や脚本家の腕の良さを感じる。
いや、この方のコメントがこの『コタツがない家』の本質を見事に見抜いています。
これだけ的を得た口コミは珍しいくらいで、このコメントに対しては全面的に同意です。

この他には、小池栄子を讃えるコメントも多数ありました。
確かにその通りで、男3人に対する小池栄子の存在はこのドラマには不可欠だと思います。
これ以外はどれも大同小異だったので省略しました。

主題歌

最後になりますが、このドラマでもう一つ驚いたことがあり、それが主題歌です。
それを聞いたとたん「え!これ誰が歌ってるの?」と、すぐに調べました。

まずリズムが演歌などではなく、リズムとパンチがあり、引き込まれるような旋律で、しかもべらぼうに歌がうまかったからです。それが石川さゆりと聞いて更に驚きました。

確かに石川さゆりなら歌唱力はピカイチだし、とは思ったものの確か彼女はもう65歳です。65歳であの声量とあの歌唱力。本当に驚きです。

この主題歌は「ダメ男数え唄」という曲名で、このドラマのためにだけ作曲されたそうです。
この主題歌を聞くのも毎週楽しみになりそうです。

最後に

この『コタツがない家』は、つまらない駄作のように感じる人もいるかもしれません。
特にストーリーなどあってないようなものなので、それが視聴率低迷の理由かもしれませんが、私はこのドラマは秀作だと思っています。

しかしテレビ局としてはどんなにドラマが良くても視聴率が悪いようではスポンサーがついてくれないですから、難しいところですね。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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