りくりゅうを支えた山一ハガネのブレード|愛知発

2026年ミラノ五輪で、金メダルを獲得した、りくりゅう。
その足元を支えているのが、愛知・名古屋の山一ハガネが手がける国産ブレードで、特殊鋼を削り出す独自製法で「折れない」と評判になっています。

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りくりゅうの金メダルを支えたブレード

2026年ミラノ五輪のフィギュアスケート混合ペアで、三浦璃来・木原龍一の「りくりゅう」が金メダルに輝きました。世界歴代最高得点を記録したその演技の陰には、二人の足元を支える国産スケートブレードがあったのをご存知でしょうか。
愛知県名古屋市の「山一ハガネ」が製造しているこのブレードは、溶接ではなく特殊鋼の塊から削り出す一体型で、「折れない・曲がらない・刃持ちがいい」と選手から信頼されているといいます。
「山一ハガネ」のブレードは、金メダルの陰の主役です。

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ブレードを作った山一ハガネとは?

「山一ハガネ」は、愛知県名古屋市緑区に本社を置く「特殊鋼加工メーカー」です。1927年創業で、主に自動車や半導体関連の金型加工などを手がけてきました。フィギュア用ブレード開発のきっかけは、2012年に五輪代表・小塚崇彦選手の足型測定に協力したことに始まります。
その直後の2013年から本格開発を始め、約6年をかけて「KOZUKA BLADES」「YS BLADES」を誕生させ、2018年から販売を開始しました。従来の海外製は複数部品の溶接で、4回転ジャンプの衝撃で破損しやすい問題を抱えていました。
この問題を解決するため、山一ハガネは、特殊鋼の塊を機械で削り出す「一体型製造」により、軽さと強度を両立した「折れないブレード」を実現しまし、今では全日本男子選手の半数以上が着用するまでに広がっています。
素人目でも、複数の部品をくっつけるより、最初から一つの塊(かたまり)の方が丈夫であることは明らかですよね。

山一ハガネとりくりゅうの出会い

りくりゅうは、山一ハガネの「翔」モデル(2本セット14万8500円)を使用し、用具契約を結んでいます。木原龍一選手は2018年頃から、三浦璃来選手はりくりゅうペア結成後からこのブレードを履いており、毎年シーズンオフの春に二人そろって名古屋の山一ハガネを訪れ、フィッティングや打ち合わせを行っています。
三浦選手は「一歩での滑りが全然違う」、木原選手は「悩みが一切なくなった」「技と技の間でスピードが切れず、全然違う」と語っています。海外選手からも注目されているようで、メーカーが日本の中小企業だと分かると、大変驚いているそうです。

確かに、ミラノでのりくりゅうのスピードは圧倒的でした。二人の高度な技術に、このブレードが加わったことで歴代最高得点が得られたのでしょうね。

他に山一ハガネのブレードを使った選手

りくりゅうのほかにも、鍵山優真選手が2023年4月から「YS BLADES」を使用。全日本選手権では男子30名中16名が山一ハガネのブレードを履いており、宇野昌磨選手が広がりのきっかけを作ったとされています。ほかに友野一希、三浦佳生など、トップ選手が多数採用しています。
鍵山選手は「一蹴りに対する伸び感に驚いた」「持っている能力を全部解放してくれるブレード」と語り、耐久性の高さも評価しています。

SNSなどのユーザーコメント

「金メダルの裏に名古屋の町工場の技術があったなんて、泣ける」「国産ブレードでここまで戦えるなんて、山一ハガネすごい」「りくりゅうが毎年わざわざ愛知まで行ってる話、いい関係で羨ましい」「海外製ばかりだと思ってた。日本にもこんなメーカーがいたんだ」「陰の功労者としてもっと知られていい」といった声がSNSや記事へのコメントで見られます。選手本人も「鳥肌が立った」と語るほどの信頼関係が、ファンにも伝わっているようです。

まとめ

りくりゅうのミラノ五輪金メダルには、愛知・名古屋の「山一ハガネ」が手がける国産ブレードが欠かせません。創業約100年の特殊鋼メーカーが、一体型製法で実現した「折れないブレード」は、りくりゅうをはじめ鍵山優真選手ら多くのトップ選手に選ばれています。

華やかな舞台の陰で、日本のものづくりが選手を支えていることを、多くの人が知るきっかけになっています。

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